こんにちは~。肉じゃがです。なんとなくうきうきしていると思ったら、君と目が合ったからだったんだね。
B子の場合
「B子を待ってたんだ」
「おみやげは?」
「シュークリーム買ってきたよ」
「あ、カフェオレ淹れるね」
「俺はB子に入れたい」
「馬鹿なこと言わないで、とっとと」
B子は彼の腕に目をやる。
(毛深いわ・・・。触りたい・・・。)
B子は彼の腕に触れる。
「さわさわ」
「ん?」
じっと彼が見つめてくる。
彼の顔は笑っているようにも見える。
(いけないわ・・・。あたしったら、えっち!)
「俺の手に何か付いてる?」
「ううん、だめ」
「さっきまで肉じゃが作ってたんだ」
「あたしも~」
「よし!ふたりで肉じゃがパーティーだ!」
「やったー!」
B子は肉じゃがパーティーで楽しい時間を過ごした。
N美の場合
「N美・・・。ずっと待っててくれたんだね」
「てるさn・・・んー」
N美の躰を抱きしめると思いのほか温かく感じた。
鼓動が早くなっているのを感じる。
「N美・・・。大好きだったよ」
「どうして・・・。どうにかして・・・。」
「肉を食べるんだ」
「じゃがもだわ・・・。」
「ふたりで肉じゃがを作ろう」
「ああ~ん、肉じゃがぁ~ん」
N美はまぜまぜしながらたっぷりと愛を感じた。