或る日、僕は

或る日、僕はコーヒーを飲んでいるかもしれない。Since 2014.

彼女現る?!

注)今回の投稿はネタでもありつつーのウソ記事でありつつーの展開です。海のように広大な心持で読んでいただけると助かります。

 こんにちは、てるです。なんだかなー。ちょっとね。プルト共和国に行ってきたんですよ。そしたら、コン・ネヴァーっていう見返り美人みたいな首の振り返り角度の女性がものすごい仕事ぶりで仕事してたんですね。バリバリ仕事してて、しかもまたフットワークの軽いこと軽いこと、話しかけられたら逆にわたしのほうがおびえてしまいそうだったんですけれど…。なんか大声で「おーい!」って呼びながら走ってきて、わたしに、

「明日遊びに行かない?」とかささやいてくるもので…。

(^-^)oO(えっ、その、わたしですか…?いえその、ちょっとなんだか、どうなるんだろう)

 気さくに話しかけられると、かえってスッキリ爽やかなものですねぇ。うむ。たぶん創作だからだろうなぁ~。だってですよ。たとえば、文章で書くんだったら、

 コンはてるにささやいた。
「明日遊びに行かない?」
 てるは、内心おびえながら、
「いいよ 大通り南で待ち合わせだね」
 というほかになかった。てるに言葉を選ぶ余地がなかったのは、コンの美貌におびえていたからである。コンは震え上がるほどに美しい顔立ちをしており、仕事で鍛えたカラダはとても女性的で、てるは完全に誘惑に負けた。
「約束だからね」
 コンが念を押した。てるは震えるほどにおびえていた気持ちを悟られまいと、黙っていた。幸い、コンはどこかへと走っていったので、てるは考える。
(ふむ…。遊びに行くとしてだな。まあ、初めてのデートでいきなりっ、てのはちょいまずいな。だけど、うーん。ってか、筆者さんこの創作って、わりと)

 とか書くことができる。

 というわけで、架空設定のプルト共和国日記すらも架空の彼女さんに仕立ててしまう筆者さんことてるですが、こういう筆致で書いていくと、なんだかラノベ風になってしまうんですけど…。

 たぶんね。やっぱ恋愛って永遠のテーマだよねぇ。だけど、コンの「仕事好き」ってのは、これは筆者の好みというよりかはプルト共和国物語の攻略法のひとつなのですが…。妄想に走ることも可能だったのか(笑)。

 まあ、実在するとしたら、大声で呼びながら走ってきてデート行こうと約束するオープンな国なんでしょう。ってか、実際にそういう場面ってのは見かけたことはありますが…。都会ってのは恐ろしいなぁ。

 うん。

 健全に育つのはそうわるいことでもない。怒りたいときってのもあるよね。我慢させられてしまうってのはあんまりよろしくない。我慢したこととか、悔しかったこととか、たくさんあるよね。わたしがそうなんだ。怒りたいとき、悔しい思いをしたとき、友達に裏切られたときとか、いろんな思いを持ちながら、真面目に生きてきたつもりだったんだけど、過去のどこかで、わたしの自我が崩壊した出来事があったんだな。それはここでは述べない。但し書きみたいでわるいんだが、あまりにも正しくあろうとし過ぎると、自分を苦しめることもある。ありのままで受け止めてくれるひとがいれば、と願う気持ちは、わからないでもない。すなわち、人生とは、苦悩のときもある。だからこそ、恋愛は永遠のテーマになり得るのかもしれない。

 というわけで。明くる日。

 てるはコンと遊びに行く約束をしています。てるは一晩中ずっと考え事をしていて、一睡もできませんでした。だけど、夜が明けてしまいました。朝日が昇ってきます。
「おはよー」
 コンが大通り南で待っていました。
「大丈夫?顔色わるいよ?」
「うん、大丈夫」
「ウソ。辛そうだよ。遊びに行くのはまた今度にしよう。眠れなかったの?」
「…。」
 てるは、正直に話すことにしました。
「むずかしいことを考えてたら、眠れなかったんだ」
 コンはすこし笑いながら、こう言います。
「君、ゲームは好きかい?君んちで遊ぼ?」
 てるは、すこし困った顔をしました。
「え、だめだよ。むずかしいこと考えてたから」
 コンは言います。
「ごはん作ってあげるから」

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