ふむ…。これがスランプっていうものなのか。正体が分かってしまえば、これはあせらないで淡々と日課の中にあるスランプの要因から少し距離を置いてみるという方策が立った。
以前出来ていたことではなく、今やるべきことに集中することや、練習をし過ぎないように少しゆっくりとした自分のマイペースが戻ってくるのをゆっくりと待つことで、この漠然とした不安感を脱出することができる、らしい。
案外時間はかかると思われる。いま、モチベーションが落ちていると感じるのは、以前の私自身のモチベーションと比べるからであり、客観的評価によると、私のモチベーションはそんなに低くなく、むしろ向上心を持っていること、意欲的に取り組みたいと思っていることなどみられる。
つまり、私は私自身に対して、非常に高い期待値を設定してしまっている状況なのだと推察される。
たとえば、1日の区切りをどこに置くかと言う1点を例にとってみる。
なにかしら仕事も趣味も遊びもプライベートもすべて順調であることなんて、まずもって無理無理な要求水準であり、どこかで息抜きをしないことには、そりゃ苦しくなる。
スランプに陥ったことを自己発見したからモチベーション低下の原因らしきものにやっとたどり着いた感がある。
繰り返しになるけど、スランプ脱出には、案外時間はかかると思われる。と言うのも、要因が複雑だからだ。ひとつひとつの要因は小さなものなのだけど、この感覚は、単純に問題解決を図ろうと試みないほうが良さそうである。
蔵書によると、スランプはだれしも起こりうるもの、とあり、実際の対処法が書かれてある。非常に有用と思われるページなので、しばらくの間何度も読み返すことになるだろう。ページに栞を挟んだ。
私なりの言葉でスランプ脱出法を書けるようになる時を楽しみに待ちながら、あせらずゆっくりとマイペースをつかんでいきたい。