仕事を覚えるには、知恵と時間が要ります。
ひとにはそれぞれ向き不向きがあるから、
「仕事でなかなかうまくいかないなぁ…」
と思うこともわりと経験するものです。
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経験談ですが、デスクワークで毎日デザート付のお弁当を食べていた私は、その仕事の契約期間満了の際に、10kg体重が増えていました。
頑張った結果、体調を崩したのでは何にもなりません。
働き方も、さまざま。フルタイムで働くことだけが、働き方ではありません。
不調を覚えたら、お医者さんにかかるのも、長く働くうえでは必要なことなのです。
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気分が落ち着いていればうまくできることも、気分が落ち込んでいたり、いやなことがあったりして、気分に不調をきたしているときにはうまくできないことも、よくあることです。
仕事に失敗はつきもの。ミスした、と思ったときは、その失敗の原因をよく分析してみると、案外、単純なところに理解が行き着くものです。
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疲れているときに、こころとからだを休めること、安心して休めることは、職業人として生きていくことの助けになります。
先人の知恵を借りるもよし、友達や専門家に愚痴をこぼすことなど、いろいろ方法はあります。
個人的に私がおすすめしたいのは、「散歩」です。
街路樹を眺めながらひなたぼっこするのも、けっこういいものだと感じます。
歩くことは、街の季節の移ろいや、木々の芽のほころび、道端に咲く草花など、身近にある自然に触れることができるという点で、リフレッシュになります。
ここで、小学校の理科の授業を思い出してみてください。
植物の葉が緑色をしているのは、「葉緑素」という成分からでしたよね。この葉緑素は、水と二酸化炭素と太陽の光から「光合成」をして、酸素と栄養分を作りだす成分だと、習っているはずです。つまり、植物の呼吸は「二酸化炭素を吸って酸素を吐きだす」というものだと、きっと習っているはずなのです。
樹の下で深呼吸をしてみると、不思議と気分まで落ち着いてくるものです。
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休みかた、休憩の取りかたを覚えること。
ここで、おまじないをひとつ紹介します。
「仕事上手は、休み上手」
[QOF]